コロナウイルスの感染拡大で、私たちの生活は一変しました。特にマーケティングの観点から、これまでにない新しい消費者行動が多く見られるようになりました。そのひとつが、今回の研究会で取り上げる「応援消費」です。
「応援消費」は、2020年の『日経MJ』ヒット商品番付で「大関」に選ばれました。「応援消費」は2011年の東日本大震災以降に見られるようになった消費者行動であり、今では企業やファンを応援することも意味するようになっています。この言葉が本格的に定着したのは、コロナウイルス以降のことです。なぜ私たちは寄付やボランティアではなく、消費を通じて誰かを応援しようとするようになったのでしょうか?この考え方は、どのように広まってきたのでしょうか?応援消費に対する意識は世代などで違うのでしょうか?
今回の研究会では、「応援消費」という新語に焦点を合わせて、2つの研究成果を共有します。ひとつは、水越康介氏(東京都立大学)が上梓された新著『応援消費の謎:消費・寄付・ボランティア』(碩学d新書)の内容紹介です。「応援消費」に生まれた新しい意味と社会との関係について考察します。もうひとつは、増田明子氏(専修大学)・津村将章氏(中京大学)・松井剛氏(一橋大学)の研究プロジェクトの成果報告です。応援消費に関する消費者サーベイ調査について報告します。これらに基づいたパネル討議を行い、マーケティング学会員、およびそのほかの参加者の皆さんと質疑を行います。
『応援消費の謎 消費・寄付・ボランティア』書籍の詳細はこちら
開催概要
日 時 | 2021年10月11日(月)19:00ー21:00 |
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開催方法 | オンライン |
参 加 費 | 無料 |
当日のプログラム
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1.水越康介(東京都立大学)「応援消費の謎」 2.増田明子(専修大学)・津村将章(中京大学)・松井剛(一橋大学)「応援消費に関する消費者サーベイ調査」 3.パネル討議 4.質疑 |
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参加登録方法
こちらのGoogleフォームをクリックしてお申し込みください(日本マーケティング学会学会員は、学会サイトからもお申し込みできます)。
申込み締切日
2021年10月7日(木)