「おいしい」のマーケティングリサーチ 新市場創造への宝探し

高垣敦郎(著)

N=1のビッグデータ
新製品開発に役立つ知恵や、お客様を正しく理解するためのリサーチのあり方・手法を、N=1の視点から解き明かす。
メーカーでのリサーチ経験30年で到達したプロフェッショナルの境地が、筆者の情熱とともによく伝わってくる。
(株)インテージ 元代表取締役会長 田下憲雄氏 推薦

発売日:2015年12月23日
ISBN:978-4-502-16831-4
定価:2,420円
amazon
電子書籍版あり

目次

はじめに
本書の狙い
第1章 マーケティングリサーチは宝探し
  • マーケティングリサーチとは
  • 日本におけるマーケティングリサーチ
  • お客様とのFACE to FACE が鍵
  • プライマリーデータとセカンダリーデータ
  • 定性調査と定量調査
  • マーケティングリサーチの位置づけ
  • インターネットは、少数派を捉える武器
  • 調査結果とコンプライアンス
第2章 すべての基本は、お客様を正しく理解すること
  • 自分自身を知ろう、周囲を観察しよう
  • 仮説なくしてリサーチなし
  • 潜在ニーズの探索、発掘、評価
  • お客様の声、発言からニーズを読み取るには
  • お客様が充足していないニーズとは
  • 大切なのはお客様の自発的な声
  • メーカーの宝探し(新製品開発)
  • N=1マーケティングリサーチの事例紹介
第3章 セカンダリーデータと市場観察からの宝探し
  • おばあちゃん中心社会に
  • シングル化社会
  • 専業主婦は絶滅危惧種に
  • ペットの数が子供人口を上回る社会とは
  • 健康こそが生きる目的
  • 飽食下の栄養失調、豊かさの中の心の変調
  • 画一化する日本の日常食と食の低関与者の増加
  • 寂しい家庭の食卓から楽しい家庭の食卓へ
  • 母と子の絆は、手づくり料理
  • 多様化する売場 〜お客様は知っている〜
  • 大潮流:ついにNB化したPB
  • 大震災による人の意識と生活の変貌
第4章 データ分析 2つの事例
  • セカンダリーデータの分析:水道水を飲まない消費者
  • プライマリーデータの分析:何故、お母さんは料理を作るのか
第5章 食の心理学という視点の宝探し
  • 人からどう見られるか(社会的自己の調整)
  • ステレオタイプ
  • 誰と一緒に食べるかで行動が変わる
  • 孤食と個食:楽しくない食事
  • あなたは、あなたが食べたもので、できています
  • ストレス解消は、現代人の最大のテーマ
  • 人の心に(予期/単純摂食効果/ハロー効果)
  • 錯覚・錯視を応用することもマーケティング
  • おいしさは、味・嗅・視・触覚等の多感覚連合(連携)
第6章 おいしさの理解
  • おいしさの基本
  • 記憶する味
  • おいしさの機能
  • おいしさの構成要素
  • おいしさに影響を与える要因〜食べる人の側に立って〜
  • おいしさをあやつる物質
第7章 新市場創造の突破口を開くために
  • リサーチは、失敗を予測するが成功は保証しない
  • ユーザーイノベーション
  • 食品メーカーに求められるコンセプトと役割
  • 食の未来を見据えて〜予測年表〜
あとがき
参考文献

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